1999年度の軽自動車販売が190万8700台となり過去最高の売上げ記録を更新した。これまでの最高はバブル絶頂期の1990年度で、190万2700台だったが、これをわずかながらも上まわった。
メーカー別ではシェア1位と2位のスズキ、ダイハツがいずれも過去最高の販売台数となり、両メーカーによる激しいシェア争いが全体の数量を押し上げた格好だ。
一昨年10月の規格拡大以来、軽自動車の勢いは一向に衰えを見せておらず、3月の販売台数も月販としては過去最高で、これからも記録が伸びていきそうな気配だ。
軽にユーザーを取られている形の小型車(ただし、断トツの勢いで好調な『ヴィッツ』を除く)の回復は、まだまだ厳しそうだ。