【トヨタ『プロナード』上陸! Vol. 2】日本国内にはライバルに値するクルマはない!!

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【トヨタ『プロナード』上陸! Vol. 2】日本国内にはライバルに値するクルマはない!!
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『プロナード』は3リッターの高級FFサルーンとして登場したわけだが、トヨタには社内に同クラスのライバル車がひしめいている。FFなら『ウィンダム』、FRなら『マークII』シリーズや『クラウン』など……。そのラインナップの中で、トヨタとしてはプロナードをどう性格づけているのだろうか。

「FF系の最高級車ということですね。プロナードではFFならではのくつろげる広い室内と、FR車にも負けない高級イメージを備えているところがセールスポイントです。じっさい、カップルディスタンス(前席ヒップポイントから後席ヒップポイントまでの距離)はセルシオより長いですし、横幅もクラウンより広いですからね」と、トヨタ自動車第2開発センター第2企画部の商品監査室・主担当員である三田敏郎さんは答える。

「ですので、40〜50歳代で、子供も大きくなっている家庭のお父さんとか、長距離を走る方に乗っていただければと思っています。クルマで見栄を張らずに、機能重視で選ばれる方に乗っていただきたいですね。もう少しスポーティな走りを、というかたにはウィンダムもありますし」

前モデルの『アバロン』がトヨペット店で販売されたのに対し、今回のプロナードがビスタ店で販売されることについては、「現在ビスタ店のイメージチェンジをはかっていますので、プロナードには新生ビスタ店の新しいイメージを象徴するフラッグシップ・カーという意味づけもあります。アバロンから車名変更したのもそのためです」(三田さん)

またトヨタは現在、セダン・シリーズの見直しを行っており、プロナードはトヨタの新世代FFサルーンの第一段として、次の『カムリ』、ウィンダム開発の指針にもなっているという。

ライバルとしては、日産『セフィーロ』あたりを想定か、と思いきや「厳密には、日本国内にはライバルに値するクルマはないと思います」とのお答え。ちなみにプロナードは北米、日本、中近東、台湾で販売されるが、北米ではクライスラー『300M』やフォード『トーラス』など、台湾ではセフィーロがライバルになるようだ。

ところでプロナードの輸入販売には、日米間の貿易摩擦解消という意味合いも含まれているのだろうか? 「それはないとはいえません(笑)。最近は北米からの輸入はほとんどないですし。それにトヨタとしてはTTCとの共同開発やケンタッキー工場での生産ということで、国際協調をアピールしたいという意味もあります」とのことである。

なおアメリカでは先代『アバロン』は同じ車名で、トヨタ・ブランドの最上級車としてモデルチェンジを果たした。

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