ローバーがBMW傘下になった当時、ローバーの会長を務めていたジョン・タワーズが、BMWからローバーを買収すべく画策している。
タワーズの動きはイギリス政府と労働組合には歓迎されている。なぜならローバーで大量生産を継続し、雇用を確保する計画だからだ。プロセスは終了していないが、ローバーを買収する手続きを進めているアルケミーはローバーの生産量を絞り、複合素材とアルミニウムでできたMG後継車を生産する予定だ。社名はMGカーズになるという。
BMWは、買収の新たな提案は聞いていないといい、アルケミーとの間の精算を進めている。しかし情報筋によれば、タワーズが買収競争に名乗り出るのは時間の問題だという。