『ミニ』計画は遅れに遅れ……ここまで広がるローバー売却の余波

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BMWはイギリスのベンチャー・キャピタル、アルケミーへローバーを売却すべく手続きを進めているが、新型『ミニ』の生産はBMWグループにとどまる。そのため生産工場は当初の計画のロングブリッジからコウリーに変更された。当然、生産設備の変更が必要になり、そのため次期ミニの発売も遅れを余儀無くされている。

発表は今年10月のバーミンガム・モーターショーが予定されているが、ヨーロッパのショールームに実車が現れるのは2001年中期だろう。当初の計画より6カ月遅れである。

さらにミニ発売の遅れの結果として、ブラジルでBMWとクライスラー(当時)が合弁で立ち上げたエンジン製作会社トリテックの稼動開始も遅くなる。当初の予定では今年の第1四半期に操業開始、つまり今頃は稼動しているはずだったが、ミニとヨーロッパ市場向けクライスラー『ネオン』に搭載される1.6リットル直4エンジンの生産は、来年6月まで始まらないことになった。

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