腰痛を追放しました。三菱がバンパー取り付けアシスト機器を開発

自動車 ビジネス 企業動向

三菱自動車は東京製作所川崎工場に大型トラックのフロントバンパー取付装置を設置、5月のゴールデンウイーク明けから稼働させる。作業者の負担軽減と作業時間の短縮がねらい。

これまでのバンパー取付工程では、部品搬送用の台車からの取り出し、ライン上への搬入、取付時の保持などの作業をすべて、人力で行っていた。大型トラックのフロントバンパーは、空力性能向上やフォグランプの大型化、整流ダクトの追加などにより大型化が進んでいる。このため、組み付け用部品の重量は20〜35kgに達しており、また、取付作業中は、作業者が中腰の姿勢で部品を保持せねばならず、人力での作業では負担が大きかった。

同装置は圧縮空気を動力源としたアームで部品を搬送・保持するもの。圧縮空気を動力源とするバランスシリンダーを組み込んだアームにより、台車上から部品を自動で取り出し、ラインに搬入する。取付作業中はエアバランサーによりライン上でバンパーを保持する。作業終了後は自動で台車のある場所に戻り、次の車用のバンパーを台車から取り出して待機するため、作業時間の短縮を図ることができるという。

バンパー装着用として車両組立ラインに設置するのは、国内メーカーとしては三菱が初めてとなる。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、航続713kmのEVとして登場…IAAモビリティ2025
  2. 「スズキがちょっと大きいSUV出してきた!」新型SUVの『ビクトリス』、日本のSNSでも「ちょうどいいサイズ」と話題に
  3. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  4. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  5. 「手組みのエンジン!?」65万円のマツダ NDロードスター用「リビルドエンジン」にSNSで期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る