「逆位相音」で騒音を減らせ! 〜ホンダが松下と共同で技術開発

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ホンダは1日、走行中の車内騒音を低減する「アクティブ・ノイズ・コントロール」を松下電器産業と共同開発したと発表した。低周波のロードノイズを検知し、その音と逆位相の音をスピーカーから放射することで乗員に聞こえる音量を低減する。2日から発売の『アコード・ワゴン』に採用される。

マイナスの音=騒音にプラスの音を重ねて「打ち消してしまう」という、逆位相音の技術は10年ほど前に日産がすでに実用化している。そのときには逆位相音を流すための専用スピーカーが用いられていたが、今回開発されたホンダ−松下のシステムはオーディオ用のスピーカーを兼用して逆位相音を流す。もちろんこれは世界的にも初めての技術だ。ホンダはこれをオーディオシステムの機能として採用したが、オーディオの電源のON/OFFに関わらず騒音低減機能は働く。

車内騒音レベルは40ヘルツの音域で10デシベル低減できるという。またボディ補強材の使用量を削減するため、車両の軽量化にも貢献する。システムの重量は1.8kg、ボディ補強材を6.8kg削減したので、差し引き5kgの軽量化となった。

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