【トリノショー速報 Vol. 11】やっぱり次期フェラーリといえばこれ!! ピニンファリーナ『ロッサ』

自動車 ニューモデル モーターショー

ピニンファリーナが創業70周年を記念して発表したコンセプトカーが『ロッサ』だ。「ロッサ」とは色の「赤」を意味する。ピニンファリ−ナの歴史を振り返るとフェラーリとの縁は切れないとして、フェラーリのシンボルカラーである赤を車名とし、ホディカラ−も赤に塗った。

もちろんメカニズムもフェラーリだ。この2シ−タ−・ロ−ドスターの心臓はフロントに搭載された5.5リットル48バルブ65度V12。すなわちフェラーリ『550マラネロ』のものを搭載し、後輪を駆動する。ホイールベース2500mm、トレッド前1630mm/後1660mmも変わらない。全長は4290mm、全幅は1940mm。

スタイリングのインスピレーションは50年代の競走用スパイダー(当時のフェラーリはすべて競走用で、公道はついでに走っていたようなものだが)と、1989年東京モ−タ−ショ−で発表され世界のデザイン界に一大センセ−ションを巻き起こした自社コンセプトカーの『ミトス』。

しかし「レトロモビル」にはなっていないところがピニンファリーナの実力だ。フェラーリといえども、現代は顧客嗜好は無視できない。しかしロッサは、ピニンファリ−ナが考える純粋なフェラーリ・スタイル、そしてピニンファリーナ・スタイルなのだ。

さきにあげたミトスをはじめ、『ディーノ・ベルリネッタ・スペチァーレ』、『P5』、『512S』、『モドゥーロ』、『ピニン』といった、これまでにピニンファリーナが手がけた、過去のフェラーリ・スタディの傑作に肩を並べる1台が『ロッサ』だ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る