低公害車の普及、中央省庁がやらないので都がやります!

エコカー 燃費

東京都は排ガスの有害物質が少ないCNG車や、LPG車を普及するため、事業者などのユーザー、メーカー、燃料関連業者を交えた「新市場創造戦略会議」を設置すると発表した。

自動車ユーザーとして佐川急便、ヤマト運輸などトラック運送業者13社、自動車メーカーとしていすゞ、トヨタなど4社、燃料関係業者としてコスモ石油、ジャパンエナジーなど4社の、計21社で構成する。

CNG車やLPG車が普及しないのは、事業者の立場で見ると「ニーズに合った車種が設定されておらず、しかも車両価格が高く、スタンドも少ないから実際の用途には使えないので低公害車を買わない」という意見があり、燃料関係の立場からだと「スタンドの利用客がいないから(CNG供給スタンドを)増やさない」となる。自動車メーカーとしては「需要が無いからCNG車を作らない。だからいつまでも製作コストが下がらずに、価格が高いまま」という、そんな悪循環が続いている。

東京都ではこの状態を解消するため、ユーザーが大量の低公害車をに買えるように補助金を支出したり、供給スタンドの設置増加や、低コストの車両開発を呼びかける。

会議の1回目は15日に開催されるが、果たしてうまくまとまるのだろうか。

《レスポンス編集部》

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