DPFだけでは済まない! トラックにまた新たな負担が

エコカー 燃費

運輸省の「大型貨物自動車事故防止対策検討会」は、大型トラックへの速度抑制装置(スピードリミッター)の装着義務付けと、速度表示装置の廃止は妥当との結論に達した。年度内に上限何km/hに規制するかや、何年前の使用過程車にリミッター装着が義務付けられるかなど詳細を決める。施行の時期は未定。

深夜の高速道路を中心に、大型トラックの高速走行時の死亡事故が多いことから、運輸省では対策を検討してきた。高速道路などでは深夜帯に多くの物流トラックが走っているが、これらのトラックは法定速度超過で走る傾向があり、また一旦スピードを落としてしまうと、なかなか元のスピードに復帰できないため、100km/h以上のスピードを維持したまま走りつづけることが多い。スピードの遅い車両をあおった結果に発生する事故は後を絶たず、事故の規模も大きくなることが珍しくない。こうした現状から、運輸省は大型トラックにスピードリミッターの装着を義務付けることになった。

リミッターは新車と一部を除く使用過程車に装着が義務付けられる。リミッターが機能する速度は90km/hとなる。その代わりとして、現在義務付けられているトラックの前上部に装着された速度表示装置(3つの緑のランプで速度目安を表示するもの)は廃止する。

使用過程車にリミッターを装着する場合、1台に付き工賃込みで約20万円程度の費用がかかるとみられ、東京都などが打ち出しているDPFの装着義務付けと並んで大きな負担となる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る