ベンツ『Aクラス』プレゼントはダメっ! 公取委が猛烈なクレームをつけた理由

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公正取引委員会は、紳士服葉販売大手のはるやま商事が、懸賞でメルセデス・ベンツ『Aクラス』が当たる抽選券を顧客に配布したのは景品表示法違反に当たるとして、はるやま商事に警告処分した。

はるやま商事が企画したのは昨年11月に実施した謝恩大懸賞で、カード会員やホームページを見た消費者らに抽選券を配布して、顧客がこれを応募して同社が当選番号を発表した。

景品は1台280万円のA160が5台。しかし、不特定多数の応募者を対象とする「オープン懸賞」ではなく、会員などの限られた応募者を対象とする場合は「クローズド懸賞」と呼ばれ、この場合には対象商品や、「店頭で扱う最安商品の価格×20」が賞品の金額となる。はるやま商事の場合、店頭で扱う最安賞品は1枚980円のTシャツで、これを基準とした場合に認められる賞品の価格は1万9600円までで、Aクラスの代金はこれを大幅に上回っていた。

不特定多数を対象にした「オープン懸賞」なら、賞品価格上限は1000万円なので問題は無かったのだが、はるやま商事によると当選者はいなかったとしている。むしろ「当選者がいなかったこと」の方が問題なのではないかと思うのは私だけだろうか?

なんにしても今後このような懸賞を行う場合には、ぜひauto-ASCII24の懸賞担当者にも一報してほしいものである。

《レスポンス編集部》

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