【トリノショー速報 Vol. 37】ランチァ『ディアロゴス』は打ち上げ花火だったのか

自動車 ニューモデル モーターショー

2年前のトリノ・モーターショーで大型セダンのコンセプトカー『ディアロゴス』を展示し、ランチァは復活を宣言した。ディアロゴスはその「宣言」を信じ、ランチァに期待したくなるだけのデザイン・クオリティをもっていた。そして続いて発表された量産ミドルサイズセダン/ワゴン『リブラ』は好評をもって市場に迎えられた。

ところが今回のトリノ・モーターショーにランチァはそのリブラと、『カッパ』セダン/ワゴン、『Z(ゼータ)』を並べただけで(これで全ラインナップだが)、フィアット同様におとなしかった。次のトリノ・モーターショーまでにはカッパ、Z、『Y(イプシロン)』のモデルチェンジが予想されるから、それらに期待感をつなげるプレゼンテーションがあっても良かった。

2年に1度コンセプトカーを作ることは大変だとはわかるが、例えばローマ法王専用車として1台だけが実走モデルになったディアロゴスを飾るという手もあったはずだ。ショーカーがショー限りに終わらず、現実とつながるコンセプトもったクルマである実例なのだから。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る