アメリカでのピックアップ、SUVなどを含むライトトラックの販売は相変わらず好調だが、この傾向を受けて、GMでは今後の戦略としてより多くの予算をライトトラックの開発に当てる予定だと言う。新車開発費用の70%がライトトラックに当てられ、新たなプラント建設なども進められる。
GMの試算によると、2002年にはアメリカ全体の新車販売台数の60%以上をライトトラックが占めるようになり、この人気は当分続きそうなのだという。このあおりを受ける形になるのが、ライトトラックとプラットホームを共有する大型セダン、ステーションワゴンなど。ライトトラックの生産が優先されることになれば、これらセダンやワゴンの生産縮小や打ち切りは決定的となることは確実だ。そして、今後はより多くのライトトラックのモデルが発表されることになるであろうと見られる。