敵の敵は味方? ホントにそれでいいの? 労組が応援する大統領候補

自動車 社会 社会

全米最大のトラック・ドライバーの組合である「チームスター」と、自動車メーカー従業員の組合である「UAW」は、緑の党の代表であるラルフ・ネーダー氏を今年秋の大統領選挙の候補者として後押しすることで合意したという。

自動車産業では普通、大統領選挙のたびに民主党を応援してきた。しかしチームスター、UAWともにアル・ゴア副大統領の大統領選挙に協力しないことを確認している。ゴア副大統領が受け入れられない理由は、中国政府に対して最恵国待遇を無期限で延長した、という貿易政策。自動車パーツなどの産業はこれによって打撃を受けると反対の声が上がったのだが、政府がこれを通してしまったことで今回の亀裂が生じた。

しかし、緑の党は名前の通り環境政策を重視している団体。自動車排気ガスの規制などに強力な政策を進めることも予想され、これが今後自動車組合とどのような折り合いをつけていくのか疑問だ。

チームスターとUAWは、合わせて220万人の一大勢力であり、これが敵に回ったことでゴア副大統領の選挙は苦しいものとなりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る