意外にもCDナビでは根強い人気を保っているカシオが、今度はコンパクトカーにもピッタリに合いそうなコンパクトなCDナビ、『キュートナビ・CN-100』を6月1日から販売している。このナビ、色合いも、本体・モニターともに、メタルシルバーを基調にパープルのアクセントをつけた見ての通りの実に愛くるしい可愛らしいデザインが特徴。モニターは4型と、今時のカーナビとしてはかなり小さめだけど、その分、場所をとらずに取り付けられる。たとえば、軽自動車をはじめとするコンパクトカーには最適なサイズと言っていいだろう。
このナビの特徴の一つが、使い勝手の向上にある。カシオ伝統の、ボタンひとつで手軽に経路設定ができる“クイックナビゲーション”や、進行方向が3D表示ではっきり分かる“フライングビュー”などの使いやすい諸機能を新搭載。また、ユーザーとのインターフェイスの中心となるリモコンは、通常のワイヤレスリモコンを装備したことに加え、最寄りガソリンスタンドの検索など使用頻度の高い機能をワンタッチで呼び出せるワイヤードタイプの“簡単リモコン”を追加。 カーナビ初心者でも簡単に扱えるよう、優れた使い勝手を実現したという。
地図の表示は、先にも述べた3D表示以外に、二つの異なった縮尺が同時に表示できる2画面表示機能を搭載。好きなマークで地図上に表示できる“地点情報登録”機能は、最大100箇所まで登録可能で、マークは104種類（カラー34種類＋モノクロ70種類）あり、名称や住所、電話番号等を書き込んでの登録ができる。地図ソフトは、検索機能などでとくに近いやすさを増したナビ研S規格拡張フォーマット対応の2000年度版地図ディスク（全国版）を付属。別売の地域詳細版を使えば市街地図の表示が可能となったり、より豊富な電話番号データも引き出せるようになる。
また、ユニークな機能なのが、モニターで後方確認ができる小型カラーカメラ『CK-1U』（1万8000円）が装着できることだ。このカメラを接続して車両後部に取り付けると、後方の様子をモニターで確認することが可能。モニターの映像は左右反転切替が可能なので、バックでの車庫入れの際などでも、肉眼とカメラと両方で確認すれば、より安全にバックできることになる。もちろん防水仕様（防噴流形。JIS保護等級5形）になっており、雨天時（これは当たり前と思うけどね）であっても安心して使えるという。TVチューナーも内蔵しているから、ドライブの休憩などでTV番組を見ながらホッと息抜きすることだってできるわけだ。
ただ、ナビとしての性能は実際に使ってみないとわからない。現段階では試乗用の製品が届いていないので何とも言えないが、カシオによれば、従来製品よりは処理速度が向上しており、ルート案内の表示も内容を変えたりしているとのこと。近々、試乗用が届く予定なので、試乗ができ次第、再度レポートを追加していこうと思う。
■カシオ『キュートナビCN-100』 9万9800円（4型モニターTV、全国版CD-ROMソフト付）
