1日に発表された7月のアメリカでの新車販売実績によると、GMが前年の同月比2.7%もポイントを落とし、ダイムラー・クライスラーも11.7%減となるなど、新車販売の好調傾向に陰りがみられることが明らかになった。
これは金融当局が行った金利引上げ政策が影響しているものと見られ、特にGMの乗用車系の販売チャネルでは3カ月連続での落ちこみとなってしまった。
その反面、アメリカ国内で販売される日本車は好調で、中でもホンダが7月の月間販売で一人勝ちの様相を見せている。ホンダは『オデッセイ』(日本名『ラグレイト』)や『CR-V』など、SUVに人気が集まっている。
日本車のシェアは27%まで上昇しているが、逆にアメリカのいわゆるビッグ3全体のシェアは66%と低下傾向にある。この傾向はダイムラー・クライスラーが新型SUVを投入するといわれる秋まで続くだろうとみられている。