風力発電って、クルマに縁があったのか…

自動車 ニューモデル 新型車

自動車用品メーカーの松田技術研究所は、小型トラックに搭載する風力発電装置を開発したと発表を行った。

これは装置を運転席上部に取りつけ、走行時に風を受けることで、装置内に搭載された羽根(ローター)が回転、その力でオルタネーター(発電機)を回し、電力を発生させるというもの。電気容量は最大で1200Wという、超強力型の発電機だ。

で、これを「何に使うの?」と疑問に思うところだが、ちゃんと需要はある。今回の装置は2トンクラスの小型冷蔵トラック用の補機として開発された。当然ではあるが、冷蔵車は通常のクルマより電力消費量が大きく、それをエンジンに依存しているため、燃費の悪化につながっていた。

今回の装置は、クルマが走れば必ず生じるという風を利用することによって、冷蔵装置用の電力を発電。エンジンの負担を減らすことによって燃費を向上させるのが狙いで、約15%の燃費向上が想定されるという。すでに大手乳業メーカーが自社の配送トラックに搭載を決めており、今後も増えていくと思われる。

目からウロコの発明とは、こういうもののことを言うのだろう。

《石田真一》

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