え、決まっちゃったの? 建設省の強引なETC普及策

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え、決まっちゃったの? 建設省の強引なETC普及策
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建設省の諮問機関である道路審議会の有料道路部会は10日、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)の普及促進策をまとめ、発表を行った。

同部会ではETCを普及させる策として、首都高と阪神高速の全面ETC化を検討してきたが、2005年を目標にそのプランを実現させるという方向で意見をまとめた。もし、これが本当に実現されてしまうと、首都高と阪神高速はETC送受信機を設置したクルマ以外は全面的に通行不能になる。

この普及策を推進させる「もうひとつの手段」が料金の割引で、現行の均一料金制度を見なおし、走行距離換算にしたり、ETC装置設置への協力、という名目で料金を割り引くことも提案している。

が、首都高や阪神高速を利用するのは地元民だけではなく、年に数回しか利用しない通り抜けのユーザーも含まれている。現状、首都高は長距離を結ぶ他の高速道の連絡道となっており、通りぬけ目的で使うユーザーも多い。そういったユーザーにもETC装置の取り付けを強要できるのかどうか、大事な部分が抜け落ちている気もする。

《石田真一》

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