数百億の投資効果、「5回も」なのか「5回だけ」なのか

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日本道路公団(JH)は、お盆時期(8月9日〜20日までの12日間)の高速道路の渋滞状況をまとめた。

それによると期間中の高速道路の出入交通量は、前年同期比1.0%増の798万2000台となった。渋滞状況では、10km以上の渋滞は合計で365回発生して、前年同期よりも29回減少したが、延べ渋滞時間は2670時間で、これは前年同期よりも133時間増加している。平均渋滞延長は20.5kmで前年と同じ、30km以上渋滞したのは58回で、前年よりも5回減少した。

上下線別では、下り線が12日に名神高速の関ヶ原インターチェンジ付近を先頭にした交通集中による渋滞で、ピークには96.4kmとなった。中国道でも77.2km、東北道では交通事故の発生も重なり、一時的に69.0kmにも及ぶ渋滞が発生した。一方、上り線は16日に東北道の宇都宮インターチェンジを先頭に53.0kmとなったほか、17日に東北道で52.4km、13日に中央道で49.6kmとなった渋滞が発生した。

渋滞対策の効果では、千代田石岡〜水戸の車線を4車線から6車線に拡幅し、昨年10km以上の渋滞が5回発生したのが解消された。数百億〜千億円単位の道路整備費用を使いながらも、効果として現れたのはたったのこれだけ。

《レスポンス編集部》

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