空いたラインでエンジン生産、輸送コストも大幅削減

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空いたラインでエンジン生産、輸送コストも大幅削減
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三菱自動車は『ランサーセディア』用の1.8リットルGDIエンジンの生産を、岡山県の水島製作所に移管し、23日から生産を始めると発表した。

セディア用のエンジンは、今まではエンジン専門の生産工場である京都工場で製作されていた。しかし、生産ラインと人員に余裕のある水島製作所で完成車と並行し、エンジンの生産も行うようになれば、京都から岡山までエンジンを輸送する費用など、コストを大幅に削減できることから、今回の移管が決まった。

ラインの移管に伴う生産機器の移設は、三菱自工が夏期休暇に入った11日から行われ、一部設備は今週から使用される。完全に移管されるのは9月の上旬を予定しており、移管後は月間1万5000台規模の生産を予定している。

水島製作所は三菱自工の策定した事業構造改革計画に沿って、従来は5本あった完成車の生産ラインを今年の春に1本削減、現在は4本のラインが稼動している。なお、京都工場は2.0リットル以上のエンジン生産に特化することで生き残りと、コストダウンを図る方針だ。

《石田真一》

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