【三菱リコール隠し調査報告 Vol. 6】他社の前例、無関係

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【三菱リコール隠し調査報告 Vol. 6】他社の前例、無関係
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1997年に富士重工業がリコール隠しが発覚した際や、1999年のダイハツ工業のリコール勧告が行われた際にも三菱自動車はリコール隠し、クレーム情報の二重管理を続けてきたわけだが、これに関連して運輸省に虚偽の報告を行なっていたことも明らかになった。

運輸省は富士重のリコール隠しを受けて総点検を自動車メーカーに指示、「リコール届け出が適正であるか否か」「立ち入り検査における提示書類は真正かつ全てであるか」について、三菱側は「適正」であり「真正かつ全てである」と虚偽の報告を行った。これは道路運送車両法の違反行為となる。

1999年には運輸省から、不具合情報の業務の適正化、リコール届け出に伴う回収・修理の的確な実施が指導されたが、全く行われていなかった。ただ、二重管理して、運輸省に報告しないクレーム情報はこの時点で全体の80%にものぼっていたが、これを少なくしようとの方向が確認され、秘匿の情報を全体の65%程度にまで下げたと説明している。

一方、『RVR』のスライドドアハンドルに不具合があり、三菱自動車はクレームがあった場合にだけ修理していた。しかし、1999年12月に運輸省がRVRの対策について欠陥車関連業務にかかる業務改善命令を出し、三菱側も改善対策を届け出たが、これが機会となって従来の体制が改められることもなかった。

《レスポンス編集部》

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