三菱リコール隠しで運輸省が刑事告発へ、ついでに全メーカー呼び出し

自動車 社会 社会

三菱自動車工業が大量のクレーム情報を隠し、リコール隠しも行なっていたことから、運輸省は警視庁に刑事告発するとともに、全自動車メーカーの幹部を呼び出してリコールの適正処理について通達する方針を固めた。

三菱自動車は、ユーザーからのクレーム情報を秘匿や保留、非開示を意味する「H」マークを付けたものと二重で管理し、運輸省の立ち入り検査の際にこれを提出しなかった。この行為は虚偽の報告で、道路運送車両法違反になる。運輸省は三菱自動車が情報の二重管理を約30年の長期にわたって、組織的に行なっていたため、悪質と判断、9月中旬にも刑事告発する方針だ。

一方、運輸省は1997年の富士重工業のリコール隠し、1999年のダイハツ工業のリコール勧告、そして今回の三菱自動車と続き、メーカーがリコールの適正に処理をしていないのが頻発していることから、自動車メーカーの幹部を集め、リコールの適正処理を通達する方針だ。真面目にリコールを処理しているメーカーにとっては「迷惑な話」だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る