ETCが普及すればトヨタが儲かる…の仕組みはこれだ!!

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トヨタ自動車は、2001年に発行する予定の新しい「トヨタカード」をETC(ノンストップ自動料金収受システム)対応型にする方針を固めた。ETCを利用するには、ETC専用クレジットカードを発行する必要があるが、来年に発行する新しいトヨタカードをETCでも使えるカードにする方針だ。

ETCは建設省が全国の有料道路の料金所で整備している。しかし、車載器が3〜4万円と高価なことから普及が進んでいない。トヨタカードをETCでも使えるようにすることで、普及を支援する。

トヨタがそこまでして建設省を支援するには理由がある。第一にETCが普及すれば、ETC車載器は現在のようにオートバックスなどの用品量販店で買うのではなく、自動車メーカーでの生産ライン装着が進むことになり、収益に大きなプラスとなる。第二にETC車載器の取付けが進むとORSE(道路システム高度化推進機構)が儲かるシステムになっているが、トヨタはこの組織に出資を行っているからだ。

トヨタカードのETC対応は、今後の公共事業費や利権の獲得に向けてETCを普及させ何とか成功させたい建設省と、ETCで着実に儲けたいトヨタ自動車との利害が一致したというわけだ。

《レスポンス編集部》

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