ついに! 三菱リコール隠しで強制捜査

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三菱自動車工業が30年間の長期にわたって、組織的にリコールに結び付くクレーム情報を秘匿していた問題で、警視庁交通捜査課などは27日午前8時から午後8時まで、道路運送車両法違反の疑いで同社本社や岡崎工場など5ヵ所を家宅捜索した。道路運送車両法違反容疑で、強制捜査となるのは同社は初めて。

警視庁はこの日、交通捜査課、三田署、中央署による共同捜査本部を設置。三菱自動車工業本社、愛知県の岡崎工場、神奈川県の川崎工場と、同社の幹部の自宅2カ所を家宅捜索した。その結果、リコール関係会議録やクレーム処理相談受理状況、役員会議録、フロッピーディスクなど、合計で1007点を押収した。

警視庁によると、昨年11月の運輸省の立ち入り検査の際、335件のクレーム情報を示したが、「報告義務のある147件のクレーム情報を隠した」と内部告発を受け、運輸省が立ち入り検査した際も、215件の報告義務のあるクレーム情報を隠し、運輸省へ虚偽の報告を行ったことが道路運送車両法違反に当たるためだ。

運輸省は、9月中旬にも同社を刑事告発する予定だが、警視庁ではそれ前に情報収集を広く行うため、強制捜査に着手した。

同社のリコール隠し、クレーム情報隠しで、これまでに5件の物損事故と、1件の人身事故が確認されており、業務上過失傷害での立件も検討されている。

《レスポンス編集部》

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