【e燃費サポート日記 その6】新型『カローラ』好燃費のキモ!

エコカー 燃費
【e燃費サポート日記 その6】新型『カローラ』好燃費のキモ!
【e燃費サポート日記 その6】新型『カローラ』好燃費のキモ! 全 1 枚 拡大写真

先日お伝えした新型『カローラ』の10・15モード燃費は、ボリューム販売ゾーンである1.5リットル車で14.4〜18.0km/リットルとなかなかの数字ではあるが、この数字にはどのような技術的裏付けがあるのか、今日の発表会ではそのあたりを重点的に調査してきた。

担当者は開口一番、「電動パワーステアリング(1.3/1.5リットル車に標準装備)が大きいですね。これだけで、従来の油圧パワステ車と比べて約3%燃費が向上しました」とのこと。つまり電動パワステは、油圧パワステのようにエンジンに直接負荷を掛ける必要がないためだ。しかしその他に燃費向上のためのトピックはなく、(1)吸気バルブの開閉タイミングを連続的に変化させるVVT-iシステム、(2)ATのセッティング、(3)エンジン各部のフリクションロスの軽減、などの細かな改善でこの燃費を実現したという。

これだけでは今ひとつ腑に落ちない。1.5リットルAT車同士でカローラの車重を新旧比較してみると、1060kgから1040kgへと20kgの軽量化にとどまっているにすぎない。にもかかわらず、10・15モード燃費は14.6km/リットルから16.6km/リットルへと大きな進歩を見せているのはなぜか。

これはやはり、上記の数々のブラッシュアップはもとより、旧世代5A-FE型エンジンに代わって新搭載なった1NZ-FE型エンジンの燃費性能向上によるところ大なのではなかろうか。

トヨタのエンジンも世代交代が着々と進展し、『e燃費』のメーカー別ランキングも上位進出間違いなし! であろう。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る