自工会vs運輸省の激突!! …と思いきや、これが

自動車 社会 社会
自工会vs運輸省の激突!! …と思いきや、これが
自工会vs運輸省の激突!! …と思いきや、これが 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車工業が大量のクレーム情報を秘匿し、リコール隠しを行なっていた事件を受けて、日本自動車工業会の奥田碩会長は、森田一運輸相と会談した。会談の冒頭、奥田会長が「自工会会員の中で、こうした不祥事があったことは、各メーカーが安全の確保や品質向上、ユーザーからの信頼の確保に努力してきた中で、自工会会長として誠に残念で、運輸省にも迷惑をかけたことをお詫びしたい」と陳謝した。

これに対して森田運輸相は「三菱自動車がやってきたリコール業務の不正行為は長期間、組織的に行われ、悪質で残念。会見の席上で社長が知らなかった事実を部長が話したのを見ても社内体制に問題があるのでは。これによって自動車業界全体がユーザーから不審な目で見られないか懸念している」と述べると、奥田会長は「私も今回の件でユーザーの信頼が低下することを懸念している」と述べた。また、森田運輸相が「再発防止に向けてリコール業務の総点検を指示する」と述べると、奥田会長は自工会は運輸省と相談しながら再発防止に向けて取り組んでいく方針を示した。

三菱自動車の事件では監督すべき運輸省の責任もあり、しかも運輸省は型式指定制度で自動車に欠陥が無いと一旦は保証している。このため、今回の会談ではリコール制度や型式指定制度について、運輸省の微妙な立場についてのやり取りが交わされるのではとの憶測を呼んでいたが、実際は何も触れられずじまいで「奥田会長は何をしにきたのか?」との声も。

内実は自工会内部でもリコール制度改革については意見が別れており、三菱自動車の処分が確定するまで結論を持ち越すことで合意されており「言いたくても何も言えない」からのようだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る