リアルタイムの交通情報を各車両に提供するVICSのエリアがさらに拡大される。今回新たにサービスエリアとして加わるのは茨城県で、9月22日より茨城県下の主要な一般道路において道路交通情報の提供(3メディア)がスタートする。
すでにFM多重、ビーコンとも試験放送が始まっており、準備は万端となっているようだ。これで、サービスエリアは全国の高速道路と、23都道府県(エリア)にまで拡大されることとなり、全国のカバー率は自動車保有台数で約70%、運転免許保有者では約73.5%まで拡大することとなる。
なお、VICS車載機は、今年度4月〜6月(3カ月間)で約23万4000台を出荷するものとなり、これは前年比で122%の実績。1996年のサービス開始以来の累計では204万台ものVICS車載機が出荷されたことになる。
当初は2015年をめどに全国主要都市でサービスがスタートすることを目指していたが、それを大幅に繰り上げてのエリア拡大となっており、このまま順調にいけば、2005年にはほぼ全国で主要都市でサービスが提供されるものと予想される。