忙しいときは帰してあげない。日産ディーゼルの新しい勤務体制

自動車 ビジネス 企業動向
忙しいときは帰してあげない。日産ディーゼルの新しい勤務体制
忙しいときは帰してあげない。日産ディーゼルの新しい勤務体制 全 1 枚 拡大写真

日産ディーゼル工業が、生産量の変動に対応して所定労働時間を増減する「変形定時間制勤務体系」を10月から導入した。日本の自動車メーカーとしては初めて。10月と11月は所定労働時間を7時間とし、12月は8時間の通常体制、需要期を前にした1〜3月は9時間を通常勤務とする。

トラック販売は、半期(6カ月)ごとに前半が少なく、後半が多いというパターンとなっている。販売の少ない期前半は見込み生産を行わざるを得ないため、これが在庫の拡大を招いていた。

日産ディーゼルの試算では、今回の変形労働制の導入により500台程度の在庫が削減され、期中のコスト低減効果は30億円に達するという。同時に、受注生産方式の導入がスムーズに進むため、お客に納車するまでのリードタイムが短縮できる。

「暇な時はさっさと帰れ。その分、忙しい時は余計に働いてもらうぞ」というこのやり方。果たして、日本に根付くかどうか。日産ディーゼルでの成果が注目される。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る