それは認めない---裁判所が国にきつーい一言

自動車 社会 社会

神戸地裁の判決でディーゼル車から排出される有害物質の差し止め命令が出された尼崎公害訴訟の控訴審で、大阪高裁は、結審後に国が申し立てていた弁論再開の申請を却下し、国と阪神高速道路公団、訴えた住民に通知した。これで、国は敗訴が確実な判決を受けるか、和解に応じる以外道は無くなった。

尼崎公害訴訟では、一審判決を受けて、大阪高裁は双方に和解を勧告、これを国・公団が拒否したため、即日結審した。このため、国・公団は弁論再開を要請、住民側はこれに応じないように要請してきた。住民側は、公害で亡くなる原告も増えていることから、早期解決を望んでいたが、結果として裁判は国の引き延ばし作戦を認めず、弁論は再開せずに結審したことを改めて示した。

これでも和解の席につかないのか、国・公団の対応が注目される。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る