“アジア・カップ”成長株はやはりアジアの……

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“アジア・カップ”成長株はやはりアジアの……
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GM-フィアットが買収交渉をすすめている韓国のデーウは、国内生産能力が年間100万台、さらにポーランド、ハンガリー、インド、ルーマニア、エジプトの国外工場で80万台の生産能力をもつ。国内第2位のメーカーだ。

しかしGM-フィアットではデーウの国外生産拠点・販売網より、韓国国内の生産・販売に興味を持っている。アジア地区におけるGMのシェアは現在5%だが、2005年までにはこれを10%にしたいと、かねてから声明しており、そのためにデーウを利用したいのだ。日本のスズキ、スバル(富士重工)との提携も強化している。

GMにかぎらず欧米メーカーはアジアでのシェア拡大を狙っている。アジアでは2008年までに自動車の販売が現在より5%増えると見られているが、北米市場の伸び率は1.25%、ヨーロッパ市場の伸び率は1%ていどされているからだ。

《高木啓》

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