【これが日産『エクストレイル』だ! Vol. 4】2つの顔と3つの性格を持つクルマ

自動車 ニューモデル 新型車
【これが日産『エクストレイル』だ! Vol. 4】2つの顔と3つの性格を持つクルマ
【これが日産『エクストレイル』だ! Vol. 4】2つの顔と3つの性格を持つクルマ 全 6 枚 拡大写真

『エクストレイル』は「コンパクトSUV」と呼ばれるジャンルに日産が投入した「世界戦略車」だ。欧州を中心に、アジア、中東などにも輸出されるという。なお北米市場には『XTERRA(エクステラ)』と呼ばれる、ほぼ同クラスのSUV(2.4リットル直4および3.3リットルV6エンジン搭載)が販売されているため、輸出はされない。

エクストレイル開発のまとめ役、清水哲夫チーフ・プロダクト・スペシャリストによれば、欧州へは年間4万台の輸出を見こんでおり、その他の地域への輸出や日本市場も含めると、年間で10万台の販売を計画しているとのことだ。生産はいまのところ、すべて日産九州工場で行われるという。

ちなみに日産は、欧州でのSUVマーケットでは現在8.5%と好調なシェアを確保しており、今回の『エクストレイル』投入で、シェア10%超を目指すという。また欧州仕様では、人気の高いディーゼル・エンジン搭載車も設定され、フロントグリルも「日産SUVのシンボルとして広く認知されているV字型グリルを採用する」(清水氏)とのことだ。

さらに、日本では若者をメインにアピールするが、欧州では200万円という価格帯からいってそれより若干上級の市場セグメントに位置する。日本の若い消費者はコレ、と思ったものには惜し気もなく代価を払うが、ヨーロッパでは相応のクラス分けが定着しているということか。

また東南アジアや中東では最近、「SUV=安全なクルマ」というイメージが広がりつつあり、比較的裕福な層の間で人気を博しているため、エクストレイルでは、そうした地域での販売にも力を入れてゆくという。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る