【三菱自動車の贖罪 Vol. 2】掲げた目標を遵守すれば三菱は変わる?

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三菱自動車工業が運輸省に提出リコール業務にかかる業務改善報告では、品質関連での改善を実施するため、5つの目標が掲げられている。

その内容とは、(1)品質関連部門を強化するための組織改正。(2)内部監査機能の強化。(3)市場品質情報処理システムの改善。(4)開発・生産プロセスにおける品質向上対策。(5)法令遵守意識の徹底。

具体的には
(1)では、乗用車関係で品質保証担当職制として品質保証本部を新設したり、市場情報の収集力強化とその処理能力の迅速化、品質関連部門の人員増員を計画的な実施を計画で増員、トラック・バス関係では技術品質部を廃止して品質統括部を新設して品質関連業務を集約する。

(2)では、社長直属の「品質監査委員会」を新設して、監査の全社的な実施、保安品質監査プロジェクトマネージャー(保安品質監査PM)を新設、リコール監査会に法務・広報のメンバーを追加するとともに開催頻度を三箇月ごとにする。

(3)商品情報連絡書を一貫番号体系による管理に変更して情報の抜けを防止やスタッフの教育の強化、リコール判断のバラツキ・抜けを防止する品質不具合情報の基準の明確する。

(4)では、保安品質確保策の見直し、保安品質監査PMによる監査の実施。

(5)として社員相談室の設置や企業倫理・法令遵守教育を見直す。

このほか、11月から来年6月まで、愛車無料チェックサービスの実施、10月から3月まで新車購入者に3年無料点検サービスを実施するという内容。

運輸省では、報告を了承、今後は立ち入り検査などにおいて指導を徹底していくとしている。

《レスポンス編集部》

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