「保証期間=推奨使用期間にあらず」とファイアストン

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「保証期間=推奨使用期間にあらず」とファイアストン
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ファイアストンは3日、今後アメリカ国内で販売する同社製タイヤの保証期間をこれまでの5年から3年に短縮したと発表した。

同社は、これまで一部タイヤに5年間のメーカー保証を付ける形で販売を行ってきた。しかし、この5年という保証期間は「新品状態のタイヤが品質を保持できる期間」というニュアンスだったが、タイヤを購入する顧客の大半が、これを「5年間は使用できる」と勘違いすることが多く、それが現在起きているようなドレッド剥離のトラブルに繋がったのではないかという可能性も考えられるため、今回の短縮措置に踏み切った。

実際、新車のフォード『エクスプローラー』に装着されたタイヤがドレッド剥離を起こすという事故は、1996年ごろに販売したものが最も台数が多く、もし5年間という保証期間をユーザーが「品質有効期間」と信じきっていたなら、今年まで交換されなかったという理由も説明ができる。

また、同社は期間を縮小したものの、保証の適用についてはこれまでの53種から、97種に拡大。これがユーザーに不利益を与えるものではなく、あくまでもユーザー本位に立ったものと説明している。

《石田真一》

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