ファイストン製で最もダメなタイヤ、ついに発表!?

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ファイストン製で最もダメなタイヤ、ついに発表!?
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ファイアストンは7日、同社製タイヤのドレッド面が剥離して事故に至るという問題の原因調査で、ドレッドパターンの違い(タイヤの銘柄違い)による破損状況に共通点があること、そしてイリノイ州・ディケーター工場で製造されたタイヤに問題が集中していることを明らかにした。

今回、ファイアストンが発表したのは中間報告に当たるもので、一連の事故を起こしたフォード『エクスプローラー』に装着されていた同社製のタイヤである『ラジアルATX』と『ウィルダネスAT』について調査がなされた。

この結果、最も悪い結果となったのはディケーター工場で製造されたラジアルATXだった。事故が多かったとされる15インチサイズのウィルダネスと比較した場合、事故が多いはずのウィルダネスより10倍近かったとしている。(発表では「ラジアルATXにクレームが集中し、それと比較した場合のウィルダネスbyディケーターの問題はそのわずか10%程度に過ぎない」という表現がなされている)

また、ウィルダネス同士の比較ではディケーター製が最も劣悪であり、全く同じ設計のはずなのにノースカロライナ州ウィルソンや、カナダのケベック州ジュリエットの工場で製造されたウィルダネスの方が、パフォーマンスが良かったという、ちょっと奇妙な結果も出ている。

この発表に際して、同社のジョン・ランピCEOは「タイヤ自体の設計や使用材質のほかに、外部要因も調査する必要がある」と、問題がタイヤだけではないという可能性も示唆した。 

《石田真一》

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