ベントレーボーイズでルマンの21世紀は始まる

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ベントレーボーイズでルマンの21世紀は始まる
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ベントレーは来年のルマン24時間耐久レースに、『スピード8』という名の新型車で復帰することをこのほど発表した。

新型レーサーの開発はイギリスの“秘密基地”ですでに1年以上も前から開発が進められており、今年のルマンで勝ったアウディ・ルマン車のツインターボV8エンジンを搭載する。ベントレーもアウディも同じフォルクスワーゲン・グループなのだ。

しかしベントレー社長のトニー・ゴットによると、エンジン共有は長期レース戦略の中の短期間の戦術だという。「グループ内に存在する、すでに実績のあるエンジンを使うことによって、我々は2001年にルマンに復帰できる。そしてより重要なことは、新型シャシー&ボディを“シェイクダウン”できることなのだ。ベントレー製新型ルマン用エンジンは何年か後の話だ」

新型車のディティールはいまだに秘密のベールに包まれている。が、ロータスとも関係の深いレーシングテクノロジー・ノーフォーク社が開発しているという。

公式には正体を表していないルマン・スタイルのレーサーが、スネッタートン・サーキット近くに出没している。情報提供者によるとコンピットはクローズドで、アウディが99年ルマンを戦ったR8Cを引き延ばしたようなスタイルだという。ただ最終デザインはまだ大きく変わる可能性がある。

いっぽう、ルマン参戦がミッドシップ・スーパーカー(『ユーノディエール』というコンセプトカーがあった)の登場につながるのでは、という推測も、ベントレーは否定した。否定はしたものの、首脳陣はそれを検討したということも認めた。

スーパーカーは別として、大局的に見てベントレーのルマン・プログラムはMSBプロジェクトの市販化を支援することになる。MSBすなわちミッドサイズ・ベントレーは、2002年発表予定だ。価格帯は8万ポンド(現在のレートで約1200万円)から、メルセデスベンツ『Sクラス』がライバルだ。そのデザインはすでに1年前に決定している。

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