アメリカ政府の燃料電池にかける本気

エコカー 燃費
アメリカ政府の燃料電池にかける本気
アメリカ政府の燃料電池にかける本気 全 1 枚 拡大写真

アメリカエネルギー省は石油が枯渇した場合の動力として、燃料電池をかなり本気で見据えている。最近になってエネルギー省はIMPCO社と水素燃料システムの開発に関する契約を交わした。目的は世界でもっとも軽量かつ安全な水素タンクを製作することだ。

IMPCO テクノロジーはすでに政府予算から350万ドルを受け取り、燃料電池をより長持ちさせるプログラムの開発に取り組んでいる。長持ちする電池と軽量タンクの組み合わせにより、世界スタンダードとなる燃料電池システムをアメリカが開発、というシナリオだ。

もし水素タンクの重量を7.5%削減できれば、1回の充填で400マイル(640km)走行できる水素がタンクに搭載できることになる。これでも総重量は150ポンド。現在開発が進められている燃料電池用タンクは重量660ポンドが一般的だから、これだけでもかなり進んだテクノロジー。

このほかアメリカではカリフォルニア燃料電池パートナーなどの政府主導のプログラムも進められており、燃料電池にかける期待はかなり本気のようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る