アメリカ政府の燃料電池にかける本気

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アメリカ政府の燃料電池にかける本気
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アメリカエネルギー省は石油が枯渇した場合の動力として、燃料電池をかなり本気で見据えている。最近になってエネルギー省はIMPCO社と水素燃料システムの開発に関する契約を交わした。目的は世界でもっとも軽量かつ安全な水素タンクを製作することだ。

IMPCO テクノロジーはすでに政府予算から350万ドルを受け取り、燃料電池をより長持ちさせるプログラムの開発に取り組んでいる。長持ちする電池と軽量タンクの組み合わせにより、世界スタンダードとなる燃料電池システムをアメリカが開発、というシナリオだ。

もし水素タンクの重量を7.5%削減できれば、1回の充填で400マイル(640km)走行できる水素がタンクに搭載できることになる。これでも総重量は150ポンド。現在開発が進められている燃料電池用タンクは重量660ポンドが一般的だから、これだけでもかなり進んだテクノロジー。

このほかアメリカではカリフォルニア燃料電池パートナーなどの政府主導のプログラムも進められており、燃料電池にかける期待はかなり本気のようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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