【『クルーガーV』が行く】ユーザー像をはっきりさせてみよう

自動車 ニューモデル 新型車
【『クルーガーV』が行く】ユーザー像をはっきりさせてみよう
【『クルーガーV』が行く】ユーザー像をはっきりさせてみよう 全 4 枚 拡大写真

『クルーガーV』の想定ユーザーは、『ハリアー』よりもアクティブでアウトドア志向の人々、とされている。しかし、いくらハリアーが「都会的でエレガント」なキャラクター設定とはいえ、ユーザー層が重なってしまわないのだろうか。じじつ、クルーガーV(月販目標台数2000台)の登場に合わせて、ハリアーの販売目標台数は月4000台から2000台に下方修正されている。

【画像全4枚】

「ハリアーは新ジャンルのSUVとして、30〜40代の方に乗っていただこうと思ったのですが、意外に若い方の層に人気が出ませんでした。それは値段がやや高いということと、イメージがエレガントなので、アクティブなアウトドア志向の若い人たちには物足りなかったようなんです。そうした層の方々に満足していただくためにも、クルーガーVを導入したわけです」

と、ハリアー、クルーガーVのチーフエンジニア、内本恒男さんは語る。つまりハリアー、クルーガーVの2車種合わせて月4000台の目標を達成しようという方向転換なのだ。しかし、クルーガーVの本当のメイン・マーケットは日本国内ではない。ハイランダーの名で販売される北米市場なのだ。

「北米では月6000台の販売を予定しています。ハリアーがレクサス・ブランドで好調なので、拠点数の多いトヨタ系のディーラーで発売するハイランダーはこの位の数字はいけると考えています」(内本さん)

ちなみに生産はすべてトヨタ九州工場で行われ、北米での生産や、それ以外の地域への輸出は現時点では計画されていないという。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  5. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る