ベテラン、アレジF1の現状を嘆く

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

F1生活12年の最年長ドライバー、ジャン・アレジ。フェラーリ、ティレル、ザウバー、ベネトン、プロストと多くのチームを経験し、たくさんのドライバーが現れては消えていくのを見続けてきたアレジにとって、最近のF1事情はあまり喜ばしくないようだ。

「今はドライバーにできることがすごく限られているから、残念でしかたがないよ。よく『マシンとドライバーどっちが大事?』なんて質問をされるんだ。ドライバーの力がそれほど重要じゃないなんて僕だって言いたくないけれど、現状はそれに近い」

「ときどきマシンにのっても、何もしようがないときがある。1周しただけで自分のマシンレベル(戦闘力)が分かってしまい、グランプリ開催中、手の施しようがないんだ。少なくとも89年はこんなじゃなかった。今はドライバーが介入できる余地が少なすぎる。フェラーリやマクラーレンなら話は別だけどね」

「 もちろん今でもF1には最高峰のドライバーが集まってくるし、レベルが低くなっているわけではない。でも昔は予選が終了した段階でも、決勝に向けて対策の立てようもあったのにね……」

次第に巨大化するF1市場、巨額の費用を持つチームのみが勝利を納める現状は、アレジのような古いタイプのドライバーには歯がゆいようだ。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る