【スマートクルーズ】レーダーだけが目玉じゃない、こんなASVもある

自動車 テクノロジー ITS
【スマートクルーズ】レーダーだけが目玉じゃない、こんなASVもある
【スマートクルーズ】レーダーだけが目玉じゃない、こんなASVもある 全 4 枚 拡大写真

茨城県つくば市で開催されている「スマートクルーズ21 Demo2000」では、様々なASV(先進安全自動車)が展示されており、体験乗車などのデモンストレーションが行われている。

ASVについては、レーダーなどの高精度デバイスを使った運転支援システムにどうしても注目が集まってしまうが、三菱自動車は「運転支援システム」というものを違う角度から研究し、それを実車に採り入れたクルマを出展している。

『ギャラン』をベースにした「ハイモビリティASV」がそれで、下肢に障害のある人や、高齢者でも簡単にクルマの運転ができるように、ハンドルにアクセルやブレーキなどを集約したもの。これまでの福祉車両と大きく異なる点は、そのハンドルがまるでゲームのコントローラーのようになっており、ちょっと練習をするぐらいで運転ができてしまうということ。通常のクルマと運転感覚が大きく違うという、ジョイスティック方式のクルマとは根本的に異なるし、運輸省が認可してくれれば市販化のハードルも低いという。

アクセルとブレーキにはドライブバイワイヤを採用、機械的な結合を無くし、電気信号のやり取りだけにしたことでハンドル付近に操作系を集約させることが可能となった。ステアリングには一部の機械的結合が残されているものの、舵角の小さなハンドルと4輪アクティブステアの採用によって、大きな操作をしなくともコントロールができる。

「運転支援」という観点からASVを作るなら、こういうクルマこそ必要なものだろうと思う。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. レクサス『LBX MORIZO RR』、イエロー映える限定車「Original Edition」価格は730万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る