クリスマス・プレゼント決まった? フェラーリ『250GTO』を手に入れる

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エンツォ・フェラーリは、F1よりルマン24時間耐久レースのGTカテゴリーでの勝利を重視していた時期があったようで、1962年、3.0リットルV12を搭載した『250GTO』をデビューさせる。GTOのOはオモロガート、つまりレースでホモロゲーションを獲得するための公道GTである。

250GTOは期待に違わず、63年のルマンでGTカテゴリー優勝、総合2位という成績を収めた。このシャシーナンバー「4293GT」は日曜日のレースが終わると、翌日パリまで自走して夜の祝勝会に飾られ、さらにその翌日、今度はベルギーのブリュッセルまで自走してまた別の祝勝会に飾られたというエピソードをもつ。その後も致命的なクラッシュは経験せずに今日にいたっている。

その250GTO-4293GTが、イギリスに本拠を置く国際的なオークションハウス、ボンハム(最近合併してボンハム&ブルックスになった)によってオークションに出されるが、オークションで売買されるクルマの最高価格が記録されそうな様相である。ハウスでは落札価格1000万ドル(約11億円)を予想している。

オークションはスイスのグスタードにあるパレスホテルで開催され、運命のハンマーは12月19日に鳴らされる。

《高木啓》

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