クリスマス・プレゼント決まった? フェラーリ『250GTO』を手に入れる

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント

エンツォ・フェラーリは、F1よりルマン24時間耐久レースのGTカテゴリーでの勝利を重視していた時期があったようで、1962年、3.0リットルV12を搭載した『250GTO』をデビューさせる。GTOのOはオモロガート、つまりレースでホモロゲーションを獲得するための公道GTである。

250GTOは期待に違わず、63年のルマンでGTカテゴリー優勝、総合2位という成績を収めた。このシャシーナンバー「4293GT」は日曜日のレースが終わると、翌日パリまで自走して夜の祝勝会に飾られ、さらにその翌日、今度はベルギーのブリュッセルまで自走してまた別の祝勝会に飾られたというエピソードをもつ。その後も致命的なクラッシュは経験せずに今日にいたっている。

その250GTO-4293GTが、イギリスに本拠を置く国際的なオークションハウス、ボンハム(最近合併してボンハム&ブルックスになった)によってオークションに出されるが、オークションで売買されるクルマの最高価格が記録されそうな様相である。ハウスでは落札価格1000万ドル(約11億円)を予想している。

オークションはスイスのグスタードにあるパレスホテルで開催され、運命のハンマーは12月19日に鳴らされる。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  5. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る