ファイアストン社が今年8月からリコールを開始しているタイヤ『ウィルダネス』や、9月にアメリカ運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が危険性を指摘した銘柄以外にも苦情が相次いでいるということを、12日付けのウォールストリート・ジャーナルのWebサイトが報じた。
これはリコール問題についての訴訟で、原告(被害者)側の弁護団と、資料集めに協力している調査会社の「ストラテジック・セイフティー」が、NHTSAに寄せられた4308件の苦情を調査した結果として発覚した。
タイヤの銘柄やサイズが確認できた1963件について、さらに調査したところ、このうちでリコール対象になっているモデルでの苦情は、わずか284件しかなく、残りはリコール対象にもなっていないし、危険性の指摘もされていないタイヤだったという。
この件について、ファイアストン側は現時点でのコメントを発表していない。