【税制改革】一度受け取った税金は、何があろうと戻しません

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今回の税制改正で、自動車分野でグリーン化と並んで焦点の一つだったのが、自動車重量税の還付だった。

現在の制度では、廃車にした時点で車検の残存期間がいくらあっても、自動車重量税は全く戻ってこない。運輸省では、自動車リサイクルを促進する観点から、自動車を解体して抹消登録をした残存車検期間の自動車重量税を月単位で還付する制度の導入を要望していた。還付金を廃車処理費用に充てるとともに、解体による適正な廃車処理を促進するのが狙いだった。

しかし、大蔵省が「一度払い込まれた税金を返却するのは困難」との見方を示し、還付制度は見送られ「引き続き検討していく」とされた。放置自動車が増えようと、リサイクル率が落ちようと、守銭奴の大蔵省としては税金さえ確保できればそれでいいという姿勢を示している。

《レスポンス編集部》

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