【飛躍!! 新型日産『プリメーラ』】売れ筋2リットルがなぜ直墳でないのか

自動車 ニューモデル 新型車
【飛躍!! 新型日産『プリメーラ』】売れ筋2リットルがなぜ直墳でないのか
【飛躍!! 新型日産『プリメーラ』】売れ筋2リットルがなぜ直墳でないのか 全 4 枚 拡大写真

『プリメーラ』のエンジンは、直墳2.5リットルと2リットルの2種類が設定されている。2.5リットルは新開発の「QR25DD」、2リットルは、『エクストレイル』と同じ「QR20DE」である。

組み合わされるトランスミッションは、2.5リットルには初めての設定となるCVT「HYPER CVT-M6」が、2リットルには「HYPER CVT」がそれぞれ設定された。またワゴンにのみ設定されている4WDは、2リットル「QR20DE」に従来のトルコンAT「E-ATx」の組み合わせとなった。

直墳2.5リットル「QR25DD」は、『ブルーバードシルフィ』に搭載されている直墳2リットル「QR20DD」エンジンを、ボア(シリンダーの内径)はそのままに、ストロークを延長して排気量をアップしている。そのため、状況に応じてエンジン冷却を最適化する2系統冷却や、エンジンの剛性をアップし、騒音を低減するラダーフレームの採用など、メカニズム的な特徴はQR20DDと同一となっている。

一方2リットル「QR20DE」は、シルフィの直墳「QR20DD」の直墳レス仕様とも言えるもの。パワートレイン事業本部の榎本岳夫氏によると、「X-TRAILもプリメーラも車重がシルフィーより重いため、2リットルで直墳にするメリットが薄くなることが主な理由です。またコスト的な問題や、ラインアップの一番上のグレードに直墳を設定しているといった政策的な理由もあります」とのこと。

高出力エンジンへの対応が課題とされているCVTについては、プリメーラでは、日産としては初めて2.5リットルエンジンにCVTが設定されている。前出の榎本氏いわく、「新設計のCVTは、25kgmの高トルク(QR25DDの最大トルク)に対応することが可能になったため、搭載しました」とのことである。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る