三菱自動車工業は『キャンター』のCNG仕様車の原動機に不具合があったとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象となるのは1995年3月22日から2000年12月13日までに生産した385台。
対象のクルマでは、
(1）CNG（圧縮天然ガス）車において、燃料ガスの流量を制御しているガスバルブの電子制御板にはんだ付けの不良のものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該部が割れ原動機が不調となり、最悪の場合、原動機が停止し、再始動できなくなるおそれがある。
(2）CNG車において、ガスバルブおよび点火プラグに電源を供給する直流変圧器を収めたケースの合わせ部と配線取り出し部の防水方法が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、当該部より水が侵入し、ケース内でショートするため、最悪の場合、原動機が停止し、再始動できなくなるおそれがある。
不具合の件数は（1）が34件、(2）が2件で、発見は市場からの情報による。
