太平洋工業は、自動車用のタイヤ空気圧監視システム「TPMS」の技術を活かした、アフターマーケット市場向け「タイヤ空気圧センサー(キャップ式)TPMS PMC-0001」を4月18日に発売した。
TPMSは、タイヤ空気圧が低下した際にドライバーに異常を知らせるシステムで、アメリカやヨーロッパ、中国などで装着が義務化されている。タイヤ空気圧の不足は、パンクやバースト、ハンドル操作の不安定化、偏摩耗によるタイヤ寿命の低下、燃費の悪化などを引き起こし、安全とエコドライブに悪影響を及ぼす。
新製品は、タイヤバルブのキャップ部にセンサーを装着することで、スマートフォンアプリで空気圧を確認できる。従来のバルブ式とは異なり、タイヤの脱着が不要で、一般ユーザーでも簡単に取り付け可能だ。電池交換も可能で、ユーザーからは安全性とエコドライブへの貢献が評価されている。

販売は楽天ECサイトで開始され、TPMS公式サイトやSNSアカウントも開設されている。
太平洋工業は、グローバルで自動車用プレス・樹脂・バルブ製品を開発・製造し、業界トップのシェアを誇る。今後もSDGsなどの社会課題解決に向け、新製品・新規事業を創出していく方針だ。