【決着 三菱クレーム隠し事件】国土交通省の意向はどうなっているのか?

自動車 社会 社会

三菱自動車の元幹部ら9人が警視庁に書類送検されたことに伴って、監督官庁である国土交通省では「自動車メーカーがリコールを適正に処理するよう監視していく」とし、三菱自動車事件が書類送検で収束したとの見通しを示す。

国土交通省では、三菱自動車の事件で来年度からリコール担当者を倍増させるなど、メーカーの監視体制を強化していく方針を打ち出している。国土交通省としては事件によって予算も増え、メーカーへの影響力も増やせるため、ここらで幕引きしたいようだ。

今回の事件で、同省ではメーカーやインポーターにリコールを適正に行なっているかの総点検の結果を報告している。同省ではこれを基にしてメーカーやディーラーに立ち入り検査を開始、メーカーに圧力をかけており、今が事件を終わらせる丁度いい時期のようだ。そうでないと、このまま問題が発展すれば、同省がもっともメーカーに影響力を発揮できる型式指定制度まで問題にされる可能性もあるからだ。

これから数年後、三菱の業績が回復したら、同社や自動車メーカーに「天下り」する役員は増えるとの見方が有力。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る