元クライスラー会長、ロバート・イートンの裏切り?

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元クライスラー会長、ロバート・イートンの裏切り?
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ダイムラー・クライスラーに対して「合併を破棄して元の企業に戻れ」という裁判が起こされている中、元クライスラー会長でありしばらく前までダイムラー・クライスラーのクライスラー部門会長でもあったロバート・イートン氏が「爆弾発言」で世間をにぎわせている。

イートン氏は今週、記者からの質問に答える形で、「合併は対等の条件で行われると自分は理解していた。従って現在訴訟を起こされているような、クライスラーが株主を騙した、という認識は持っていない」と語ったのだ。現在ダイムラー・クライスラーに対して起こされている集団訴訟は、「合併前にクライスラーがダイムラーに吸収される形になるという説明を受けていなかった」という株主によるもの。もしイートン氏の言い分が本当だったら、クライスラーがダイムラーに騙された、という内容にもなりかねない。

これに対し現在ダイムラー・クライスラーの会長であるユアゲン・シュレンプ氏は「対等合併というのは承認を受けるために使った形式で、最終的にクライスラーがダイムラークライスラーの1ユニットになることは了解済みだった」と反論している。内部崩壊まで始まってしまったダイムラー・クライスラーだが、集団訴訟の場でイートン氏が証言しなければならなくなるのは時間の問題。果たして真実はどこに?

《Sachiko Hijikata, US editor》

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