三菱踏んだり蹴ったり。リコール対象の半数は国内に無いはずの車!?

自動車 ビジネス 企業動向
三菱踏んだり蹴ったり。リコール対象の半数は国内に無いはずの車!?
三菱踏んだり蹴ったり。リコール対象の半数は国内に無いはずの車!? 全 1 枚 拡大写真

中国で発生した三菱『パジェロ』のブレーキトラブル問題で、中国の検疫当局から指摘を受けた同社の現地法人は12日に無償修理を決定しているが、対象となった台数のうち、約半分は正規輸入されたものではなく、不正な手段で密輸された可能性が高いという。

三菱の現地法人が日本から輸入し、正規の代理店で販売した「V31」と「V33」の台数は3万5000台なのだが、実は中国にはそれよりも多い3万7000台あまりの並行輸入されたパジェロがあると言われている。並行といえば聞こえはいいが、中には盗難車を第三国から密輸したケースなど、不法な手段で持ち込まれたものもある。

本来、こういった並行輸入車は正規代理店が定めた品質保証対象には当てはまらず、三菱としてもリコールを行う必要がないのだが、中国の検疫当局は同社に対して「中国国内に存在する同型車の全てを対象にしろ」と迫り、国営を含む各メディアも「日本でクレーム隠しを行った三菱は中国国内でもトラブルを隠し、国民の命を危険にさらした」など、強い調子で報道を繰り返しており、ブランドイメージ保持のため、渋々これらのクルマも対象に含めることになった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る