【シリーズ ランエボVIIの開発者にきく】ランエボVIIは、これからまだまだ軽量化される!!

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【シリーズ ランエボVIIの開発者にきく】ランエボVIIは、これからまだまだ軽量化される!!
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『エボリューションVII』では、ボディサイズのアップに対応すべく、いままで以上に徹底した軽量化が図られたという。 三菱自動車乗用車技術センター・振動実験部・操安試験担当の松井孝夫さんは、次のように解説する。 「フロントサイドメンバーやセンターピラーの補強材では、厚さの違う板をマッシュルーム溶接と呼ばれる方法で接合してます。これは『エボリューションVII』に限らず、最近のクルマに良く用いられる方法ですが、いままでの溶接が2枚の鉄板の端を重ね合わせて溶接するのに対し、この方法では板どうしをできるだけ近づけて、重ね合わせずに溶接するんですね」

「さらに今回は、リアのブリスターフェンダーパネルを、ボディと一体構造化したことも大きなメリットですね。これまではリアフェンダー部分を切ってオーバーフェンダーをつけ加えていたんですが、専用の外板を作ることで、軽量化になりましたし、新設計で広くなったタイヤハウスをいっそう有効に使えるので、サスペンション・ストロークを大きく増やせたんです。また、ブリスターフェンダーにしたことで、空力特性も良くなっているんですよ」

こうした変更に加え、これまでどおりルーフパネルやガラスの薄板化、フロントフェンダーやボンネットのアルミ化といった手法が取られた結果、ボディが大型化したにも関わらず、車重は『トミー・マキネン・エディション』と同じ1400kgに押さえられたのだった。なお、トランクなど他の部分のアルミ化も「検討中」とのことで、『エボVII』は将来、さらに軽量化される可能性もあるようだ。

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