【シリーズ ランエボVIIの開発者にきく】ランエボVIIは、これからまだまだ軽量化される!!

自動車 ニューモデル 新型車
【シリーズ ランエボVIIの開発者にきく】ランエボVIIは、これからまだまだ軽量化される!!
【シリーズ ランエボVIIの開発者にきく】ランエボVIIは、これからまだまだ軽量化される!! 全 4 枚 拡大写真

『エボリューションVII』では、ボディサイズのアップに対応すべく、いままで以上に徹底した軽量化が図られたという。 三菱自動車乗用車技術センター・振動実験部・操安試験担当の松井孝夫さんは、次のように解説する。 「フロントサイドメンバーやセンターピラーの補強材では、厚さの違う板をマッシュルーム溶接と呼ばれる方法で接合してます。これは『エボリューションVII』に限らず、最近のクルマに良く用いられる方法ですが、いままでの溶接が2枚の鉄板の端を重ね合わせて溶接するのに対し、この方法では板どうしをできるだけ近づけて、重ね合わせずに溶接するんですね」

【画像全4枚】

「さらに今回は、リアのブリスターフェンダーパネルを、ボディと一体構造化したことも大きなメリットですね。これまではリアフェンダー部分を切ってオーバーフェンダーをつけ加えていたんですが、専用の外板を作ることで、軽量化になりましたし、新設計で広くなったタイヤハウスをいっそう有効に使えるので、サスペンション・ストロークを大きく増やせたんです。また、ブリスターフェンダーにしたことで、空力特性も良くなっているんですよ」

こうした変更に加え、これまでどおりルーフパネルやガラスの薄板化、フロントフェンダーやボンネットのアルミ化といった手法が取られた結果、ボディが大型化したにも関わらず、車重は『トミー・マキネン・エディション』と同じ1400kgに押さえられたのだった。なお、トランクなど他の部分のアルミ化も「検討中」とのことで、『エボVII』は将来、さらに軽量化される可能性もあるようだ。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. キアがついに日本初上陸へ!EVバンの導入に「未来感あっていい」「街の景色が変わるかも」など期待の声
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る