大宇がついに強制解雇、労組は態度を硬化

自動車 社会 社会
大宇がついに強制解雇、労組は態度を硬化
大宇がついに強制解雇、労組は態度を硬化 全 1 枚 拡大写真

昨年の秋に事実上倒産し、経営再建を目指している韓国の自動車メーカー、大宇(デーウ)自動車は16日、強制的に従業員を解雇する「整理解雇」を行い、製造現場などで働く1750人の従業員に文書で解雇を通達した。

大宇は現在、アメリカのGM(ゼネラル・モーターズ)に対して身売り交渉を進めているが、この身売りのためには従業員の削減などを中心とするスリム化が必要不可欠であるとされている。しかし、大宇の労組は「現在の従業員数を保ったままでも、一人当たりの労働時間を短くすれば人件費の抑制は可能である」と主張。スリム化を推進したい会社側とは真っ向から対立していた。

今回、会社側が整理解雇という強硬措置に出たことで、労組側も態度を硬化させており、500人程度が同社の主力工場である富平(プヒョン)工場にろう城する動きも見せている。会社側は警察当局の介入もありえるとしているが、これが労組側の態度をより強固にする悪循環となってしまった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る