前代未聞の被害者見落とし事故、警察側の処分が決定

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福島県会津若松市で11日、ワゴン車と軽自動車が衝突、軽自動車の後部座席に乗っていた女性が6時間後に死体で発見されるという事故が発生したが、この事故の処理を担当した警察官など4人が訓戒などの処分を受けた。

事故が発生したのは11日の午後0時30分ごろ。会津若松市内の国道49号線の信号がある交差点で、軽自動車の側面にワゴン車が突っ込む形で衝突した。出動した救急隊員も、事故処理に当たった警察官も事前に「軽自動車にケガ人が2名」と報告を受けていたため、それが固定観念となり、後部座席に乗車していた第三の被害者を見落としてしまっていた。後部座席に乗っていた女性は約6時間後に発見されるが、すでに死亡しており、警察と消防の落ち度が追及されていた。

福島県警の監察課は27日、事故処理の責任者だった会津署交通課の巡査部長を本部長訓戒、署長と当直長だった交通二課長、当直の警備課巡査長の3人を本部長注意の処分にしている。

《石田真一》

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